樹 Scent of a Tree

2008年09月02日

同じ木でも名前が違う

時計の針が、
午後10時を回りました…。

こんばんは。
NaturalPaintの藤岡です。

木部自然塗装で
カラー着色で仕上がりが
芳しくないケースが多いのは、

広葉樹散孔材と針葉樹の一部、
南洋材など…。

針葉樹の中では、
材の加工状態にもよりますが、

「ヒノキ材」や「ヒバ材」は、
塗料の含浸が少なく、
均一な着色には技術が必要です。

どちらも単体としては、
防腐・防虫効果があり、
クリアー塗装では問題ないのですが…。

ところでこの「ヒバ材」。

その土地によって
呼び名が違うのをご存知でしょうか?

正式には、「アスナロ」。

ヒノキ科アスナロ属の常緑針葉樹です。

北海道南部から九州まで
分布している「枕草子」にも
その名前が登場した
日本人には馴染みの深い木です。

アスナロは、心材(赤身)が腐り難く、
青森県の津軽地方では「ヒバ」、

石川県の能登地方では、
「アテ」と呼ばれています。

市場で見受けられる

「青森ヒバ」「能登ヒバ」

と言えば銘木として有名ですよね。

木材は高分子物質である、

「リグニン」「セルロース」
「ヘミセルロース」の木質成分

95パーセント以上は、
これらで占められていますが、

この他に少量の精油、樹脂などの
抽出成分を含んでいます。

ヒノキやクスノキの芳香成分、
ヒバなどに含まれるヒノキチオール、
松ヤニ…などです。

天然の抗菌物質である
ヒノキチオールは有名ですよね。

入浴剤にも用いられています。

ヒノキチオールは、
名称とは別にヒノキよりも
ヒバに多く含まれています。

ヒノキも独特の香りがしますが、
それ以上にヒバの方が、
強烈な香りですよね。

好き嫌いが分かれますが、
私にとっては好きな香りです。

ご自宅に使われている
様々な種類の木材…。

こんな風に色々と調べてみれば、
新しい発見や愛着も増すと言うもの…。

これから建てられる方は、
それぞれの材について
調べられてからオーダーされるのも
楽しいかもしれません…。

そう言えば、「ズワイガニ」も
捕れた場所によって、

「越前ガニ」「松葉ガニ」…と
呼び名が違いましたね。

味は同じ?

それは私には解りませんが…。

それでは今夜はこれにて。
有難うございました。

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2007年04月16日

内装材サンプル板の作成

数日前から内装材サンプル板を作成しており
仕上げ塗装終了・乾燥して完成致しました。

今回のサンプル材は、モアビとチークのツキ板。
ナイジェリア等が産地のモアビ。
インドネシア等が産地のチーク。

どちらも広葉樹で南洋材の部類と位置づけていますが、
木目が綺麗な「逸杢」と言われる表情が出る材です。

お施主さんのご要望でカラー&クリアー塗装で
いくつかの種類を作成しました。

木目を活かす塗装として
クリアーは、ノーマル&エキストラで2回塗装を施し
カラーは、ウッドワックス2回&クリアーの上塗りを
施したものを作成しております。

内装材サンプル1


1回塗装が終わった状態。





内装材サンプル2


2回塗装が終わった状態。





内装材サンプル3


乾燥後、各々の塗装ラベルを貼り
サンプル板が完成。




画像では、その差が解り難いですが、
肉眼では微妙な違いが出ているのが解ります。

サンプル作成は、実際の現場での作業内容と
同等な仕上がりを出す工夫が必要ですので
時間を掛け過ぎない作成を心掛けております。

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2007年01月16日

Scent of a Tree

Scent of a tree...

みたことはありませんが、
"Scent of a Woman"という映画が
ありました。

"scent"=「におい」なんて、辞書的に
訳さないでくださいね。
「香り」と訳すのもイマイチ。
ムードも動揺も期待も見事なまでに散り、
みる気が失せてしまいます。。。

ここでは是非、無理に訳そうとはせず、
想像してみてください。

"scent"...

「そこに在る気配、温もり、湿り気、ムード」
・・・香りから感じ取れる、そんな雰囲気を
想像してみてください。

つい見過ごしてしまう身の回りの樹々ですが、
scent of a tree...そこに樹がある気配に
囲まれ、ふと樹々のメッセージを
受け取ることはないでしょうか。

今日立ち上げたこのカテゴリー
「樹 Trees: Our Companion Resource」では、
私たちナチュラルペイントが扱う「木材」を、
単に塗装の対象物としてではなく、
一建築素材としてでもなく、
むしろ野に生きる「樹木」として捉え、
生きるための創意工夫に満ち、
あるときには私たちに学びをあたえ、
その命の循環が、あらゆるステージにおいて
私たちに恵みをもたらす主人公たる様を、
ナチュラルペイント的なフィルターを通して
ご紹介していこうと思います。

一介の塗装屋に樹の何が語れるのか。。。
そんな声も聞こえてきそうですが、
建築や木工向けに加工される前段階、
まさに生の生きる樹木とのつき合い方も、実は
私たちナチュラルペイントは大切にしています。
"Scent of a tree..."

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